ニキビや切り傷、やけどに効く薬として有名なオロナイン。どの家庭にも必ず1つはあるのではないでしょうか?そんなオロナインの美容効果が、最近注目を浴びているんです。保湿効果が高く、使い続けることでプルプルお肌が目指せるオロナインの魅力についてまとめました。
オロナインには抗炎症効果や殺菌効果がありますが、じつは保湿効果も高いんです。
オロナインはそのまま使うとクリーム状で、肌につけると分厚くなりがちです。そこで、オロナインを乳液化することで肌にも伸ばしやすく、保湿効果が得られます。
オロナインを乳液化するには、水溶きオロナインが最適です。水溶きオロナインとは、オロナインをベースに水を混ぜてのばし、とろみをつけたもの。美容家の佐伯チズさんが愛用していたことで広まった方法なんですよ。
オロナインに含まれるワセリン、グリセリン、オリブ油などの成分は保湿効果も抜群です。それぞれの成分が持つ役割について見ていきましょう。
オリブ油はオリーブオイルのことです。抗酸化作用の高いビタミンEや肌荒れを防止するビタミンA、肌を乾燥から守るオレイン酸など豊富な栄養素を含んでいます。
ワセリンは、石油を原料に高純度に精製した保湿剤です。保湿クリームとして有名なヴァセリンの主成分でもあります。肌の上にとどまる性質があるため、油分や水分を保つ働きをします。
グリセリンはアルコールの一種で、高い吸湿性を持っています。パーム油やヤシ油の油脂から抽出され、化粧用から医療用まで幅広く使われる成分です。
水溶きオロナインは、オロナインと精製水を用意するだけで簡単に作ることができます。
【用意する物】
まずはオロナインと水を用意します。オロナインは10g入りのチューブタイプから、30g〜500g入りのボトルタイプまで数種類があります。自分に合ったタイプを選びましょう。
精製水は薬局やドラッグストアで手に入りますが、手持ちの化粧水でも代用できます。
【手順】
手順はたったコレだけ!ただし、水を入れすぎるとシャバシャバになって塗りにくいので注意してくださいね。使うときはその都度手にとって混ぜるようにしましょう。
水溶きオロナインは乳液状なので、普段通り洗顔したあとのお肌に塗ります。化粧水のあとに水溶きオロナインをつける方法もありますが、化粧水をつけるとしみるほどひどい乾燥状態の場合は、洗顔後そのまま塗るといいでしょう。
水溶きオロナインでケアすると翌日びっくりするくらい肌がやわらかい
(引用元:Twitter)
最初っから肌荒れたら水溶きオロナインしときゃよかったわってくらいみるみるうちに肌荒れ治って行ってマジシンデレラって感じだった
(引用元:Twitter)
肌荒れがひどい時、佐伯チズさんの水溶きオロナインをしています。
オロナインに数滴のお水(または精製水)で伸ばして肌にのせるというもの。
次の日は肌荒れが嘘のように落ち着き、肌がモチモチになります。
(引用元:@コスメ)
小さいころからの必須アイテム!吹き出物に悩む時は、お風呂上りに水溶きオロナインを付けて就寝。翌朝の肌触りが違う気がします。短期間で肌が復活するので大好きです。
(引用元:@コスメ)
そのまま使っても保湿効果が高いオロナイン。その効果をさらに高めちゃいましょう!
お風呂上がりは肌の角質が柔らかくなり、保湿成分が浸透しやすい状態です。また、顔だけでなく全身に使えるため、基本的にはお風呂上がりの使用がおすすめ。
オロナインを塗ると肌の滑りがよくなるため、そのままマッサージがわりにも使えます。強い力でこすると肌を傷めてしまうので、優しく撫でるように行いましょう。
化粧品と同じように、オロナインも使う人の肌質や体質によって合う合わないがあります。何回か保湿ケアに使ってみて、思うような効果が得られない場合は使用を控えましょう。無理に使い続けると逆効果になることもあります。
オロナインは保湿効果が高いですが、油分も高いため毎日使用すると皮脂が過剰になる恐れがあります。週に1度のスペシャルケアとして使うようにしましょう。
オロナインは顔全体に使えますが、目元は皮膚が薄くデリケートなため気をつけましょう。特に目に入ると危険です。
オロナインはお風呂上がり、寝る前などのすっぴんの状態で使うのが基本です。オロナインは医薬品であり、メイク下に使うことはメーカーでも推奨していません。
まれに、オロナインを使ったあと肌に赤みやかゆみ、小さな湿疹が現れることがあります。その場合はすぐに使用を中止して医師に相談しましょう。
もともとスキンケア用品ではないものの、保湿効果の高さから美容目的にも使われるオロナイン。ひどい乾燥状態で化粧水がしみるようなときには、特に効果抜群です。ただし、つけすぎや使いすぎはベタつきの元になるので気をつけましょう。オロナインを正しく使って、その高い保湿効果を実感してみてくださいね。